「JBBY子どもの本・平和賞」創設

2026年、JBBYは「JBBY子どもの本・平和賞」を創設しました。2027年の第1回贈賞に向け、候補作品を募ります。

第1回
JBBY子どもの本・平和賞

実施要項

1.趣旨
日本国際児童図書評議会(以下、JBBY とする)は、子どもの本を通して、世界中すべての子どもたちが命を脅かされることなく健やかに暮らせる平和な社会の実現を願って様々な活動を行ってきた。JBBY は新たに「JBBY 子どもの本・平和賞」を設け、平和をテーマとする子どもの本を顕彰し、平和の大切さをともに考える優れた本がより多く出版され、国内外の人々に広く読まれることに寄与しようとするものである。

2.設置の経緯
この賞は、戦争に反対し、平和を心から願って活動した出版人・岩崎徹太氏(1905-1980)の遺志を継ぎ、ご子息・元JBBY 理事岩崎弘明氏(元岩崎書店社長)からの提案と寄付により設置され、JBBY の主催事業として実施するものである。

3.主催
一般社団法人 日本国際児童図書評議会(JBBY)

4.名称
JBBY 子どもの本・平和賞

5.対象作品
過去2年以内に出版された本で、戦争を描いた作品に限らず、平和をつたえる本、平和について考えることにつながる本とする。

6.賞品および賞金
正賞:盾
副賞:賞金 500,000 円

7.授与の時期
2027 年を第1回とし、以後隔年に1回実施する。

8.選考方法
1)国内で幅広くアンケートを行い、その結果をもとに選考委員会に  おいて授賞作品を決定する。
2)選考委員は次の5名とする。
  奥山 恵(評論家、児童書書店経営)
  さくま ゆみこ(翻訳家)
  竹迫 祐子(絵本研究者)
  那須田 淳(作家)
  野上 暁(評論家)

平和をつたえる本、平和について考えることにつながる本の候補作品をお寄せください。

対象作品2024 年7 月 ~ 2026 年6 月に日本で出版された子どもの本
推薦資格どなたでもご推薦いただけます(1 人1冊)
推薦方法ご推薦は、こちらから
https://forms.gle/1gPrfU657Ny2kGwg8
推薦締切2026 年11 月30 日(月)
受賞作発表2027 年4 月(予定)

岩崎 徹太(いわさき・てつた 1905 〜 1980 年)
東京に生まれる。早稲田大学専門部政治経済学科卒業。逓信省に勤めたが、全国官吏減俸問題で省内で反対運動を率いたため免職となり、1932年、東京三田の地に古書店フタバ書房を開く。1934 年慶応書房に改名して出版業を開始するが、その後、治安維持法違反のかどで検挙・勾留される。戦後、社名を岩崎書店に変え、日本が二度と愚かな戦争をおこさないようにするためには、子どもたちの民主的教育や自然科学が必要不可欠と考え、児童図書出版へと舵を切る。出版団体梓会と二山会の設立、日本児童図書出版協会、日本書籍出版協会の創設にかかわったほか、岩崎書店を含め、岩崎美術社、岩崎学術出版、日本習字普及協会、日本書写技能検定協会、合計5 社を創立した。1980 年に永眠。一貫して人道主義にもとづいた行動を信条とし、出版人としてだけでなく、業界全体の発展や社会貢献にも力を尽くした生涯だった。葬儀の弔辞、墓石の「岩崎ノ墓」「同行二人ここに眠る」の文字は、親交の深かった安野光雅氏による。

日本国際児童図書評議会(JBBY)とは?
一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY = Japanese Board on Books for Young People)は、IBBY(International Board on Books for Young People / 国際児童図書評議会)の「 子どもの本を通して国際理解を」という理念に共鳴して 1974 年に設立された。以来、IBBY の日本支部として世界と日本をつなぎながら、子どもと子どもの本のために日本国内でもさまざまな活動をおこなっている。JBBY は、子どもの本に関する国際交流を通じて、子どもの本の質を高め、読書活動を促進し、それによって子どものすこやかな成長に寄与し、子どもたちが生きやすい社会を築くことを目的に、多様な事業を展開。JBBY の事業はすべて、会員および賛同者の協力のもとにおこなわれており、ひとりでも多くの方のご支援ご協力をいただくことが JBBY の活動のみなもととなっている。

▶チラシのPDFはコチラから