2026年国際アンデルセン賞ショートリストが発表されました

2026年1月29日、国際児童図書評議会(IBBY)が、2026年国際アンデルセン賞ショートリストを発表しました。


作家賞
アフマド・アクバルプール(イラン)
マリア・ホセ・フェラーダ(チリ)
ティモテ・ド・フォンベル(フランス)
イ・グミ(韓国)
パム・ムニョス・ライアン(アメリカ)
マイケル・ローゼン(イギリス)

◎画家賞
ベアトリーチェ・アレマーニャ(イタリア)
リンダ・ボンデスタム(フィンランド)
蔡皋(ツァイ・ガオ)(中国)
グンデガ・ムジカンテ(ラトビア)
ワリード・ターヘル(エジプト)
マリア・ウェレニケ(アルゼンチン)


2026年の国際選考委員
選考委員長:シャリーン・クライディエ(レバノン)
ブレンダ・デイルズ(アメリカ)、ナディア・エル=コリー(エジプト)、ジョルジア・グリッリ(イタリア)、ダイアナ・コヴァック(アルゼンチン)、シャイラジャ・メノン(インド)、マレ・ミュールセップ(エストニア)、マーガレット・アン・サグス(アイルランド)、譚鳳霞(中国)、ホリー・トンクス(イギリス)、モルガン・ヴァスタ(フランス)

候補者たちの作品の評価にあたっては、文章およびイラストレーションの質が文学的・芸術的に際立っていること、子どもが複雑な事柄を理解し受け止められるよう読者を引き込む力があること、文化的側面の正しい表現、作品群全体における新鮮さと革新性、そして子どもの視点に立ち、その好奇心を広げる力があるかなどを基準としています。すべての候補者は、これまでの生涯にわたる業績と、その作品が子どもや若者にとって現在的な意義があるかの両面から審査されました。

審査会終了後、選考委員長は次のように述べました。

「選考の全プロセスを通して示された、選考委員の皆さんの専門性と真摯な関わりに心から敬意を表します。共に仕事ができたことは本当に光栄でした。議論は深く建設的で、各選考委員が前向きで協調的な精神のもと、それぞれの視点を提示してくれました。こうした綿密な審議の結果、世界各地から6名の作家と6名の画家がショートリストに選ばれました。最終候補者たちは個性と多様性を兼ね備え、卓越した文学的・芸術的質と、豊かな世界の広がりを示しています。」

作家賞と画家賞の受賞者2名は、2026年4月13日にボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア中のIBBY記者会見で発表されます。授賞式は、2026年8月6日から9日にカナダ・オタワで開催される第40回IBBY世界大会(http://www.ibbycongress2026.org/)において執り行われ、受賞者には賞状とメダルが授与されます。


国際アンデルセン賞について

国際児童図書評議会(IBBY)が創設した「国際アンデルセン賞」は、1956年に最初の授与が行われました。世界で最も権威ある国際的な児童文学賞として、また子どもの本が未来を拓き平和を生むという理念からも、「Little Nobel(小さなノーベル賞)」と称されています。作家賞と画家賞があり、作家と画家の全業績を対象に隔年で授与されます。現在は、韓国のナミ島アーツ&エデュケーション社の協賛によって運営されています。

国際選考委員は、IBBYに加盟する各支部から推薦された候補者をもとに、2年ごとにIBBY理事会によって選出されます。賞の候補者は、それぞれの国と地域において児童文学に顕著な貢献をしてきた人物であり、IBBY各支部によって選ばれます。

日本からはこれまでに、赤羽末吉(1980年画家賞)、安野光雅(1984年画家賞)、まど・みちお(1994年作家賞)、上橋菜穂子(2014年作家賞)、角野栄子(2018年作家賞)の5名が受賞しました。

  • 2026年の全候補者(78名)はコチラ▶
  • 国際アンデルセン賞(過去の受賞者など)についてはコチラ▶

国際児童図書評議会(IBBY)について

国際児童図書評議会(IBBY=International Board on Books for Young People)は、84の国と地域にある支部で構成され、子どもと本をつなぐことを目的に活動しています。IBBYは、世界で最も長い歴史と高い評価を誇る、子どもと本のための国際組織です。「国際アンデルセン賞」や、秀でた読書普及活動を表彰する「IBBY朝日国際児童図書普及賞」等の贈賞のほか、子どもの本で国際理解を深めるため、各国の優れた児童書を収集して紹介する「IBBYオナーリスト」「IBBYバリアフリー児童図書」等の選書、「国際子どもの本の日」のキャンペーン、紛争や災害で窮地にある子どもたちを本で支援する「チルドレン・イン・クライシス」等の事業を行っています。https://www.ibby.org/