車いすでジャンプ！（読みもの・原作アメリカ）

『車いすでジャンプ！』

父親とふたりで暮らす12 歳のエミーには脊椎に障害がある。でも彼女の夢はモトクロス選手になること。車いすで滑って思いきりジャンプすると、誰からも縛られない解放感を味わえる。夢を実現するために、親友アレエとオンラインショップを運営し、売上でモトクロス用車いすを買う資金を貯めていた。ところが校内で転倒したことで、学校はエミーの思いとは違った形での支援へと動き出す。エミーは自分が何をなすべきか悩みながら考え、学校のバリアフリー化を訴える。当事者主体の支援のあり方について考えさせられる。（神保）