すきなものが ちがうけど（絵本・原作アメリカ）

『すきなものが ちがうけど』

幼い女の子と男の子が一緒に遊んでいる。女の子がおもちゃを手にとって「ロケット　だいすき」と言うと、男の子は「きしゃが　いいな」と言い、女の子が「トラクター　いいね」と言うと、「クレーンが　すき」と言う。ふたりの好みは、ペットや虫についても、季節についても、遊びについても違い、ふたりで「すきなものが、ぜんぶ　ちがうよね？」と言う。しかし、結末では「いつも　ちがうけど……」「とっても　なかよしだよね！」と語り合う。それぞれの違いとお互いを認め合って楽しく遊ぶ様子が絵から十分に読み取れる。（土居）