ぼくの青いクマをつかまえて(クロアチア・絵本・クロアチア語)
Uhvati mi plavog medu
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2022_イラストレーション作品
『ぼくの青いクマをつかまえて』
おもちゃをめぐる理不尽なできごとをこまやかに描いた、少年の成長の物語。子どもが読むのにふさわしい書き方だが、大人には話の奥にあるものも読みとれ、自分のことが描かれていると気づく人も多いだろう。イラストレーションはデジタル技術を使い、登場人物やさまざまな形と空間をすっきり描く。平面的で幾何学的な背景は、登場人物の感情を浮き立たせている。往年のザグレブ派アニメーションをどこか彷彿させる、伝統を現代的に解釈しなおした画風だ。
●画家について/ 1974 年、ザグレブ生まれ。応用美術を学び、ザグレブ大学グラフィックアート学部を卒業。10 年ほど前から児童書やYA 作品のイラストレーターとグラフィックデザイナーとして精力的に活動。多数の本や教科書、手帳、雑誌、また大人向けのコミカルなイラストレーションも手がける。絵本に「きらわれものたちのアルファベット」(2020)、「トンカ、それ、あしたする!」(2018)、「ちょっとしたせきどめシロップ」(2016)、「クマールのゆめ」(2016)など。国内外の数々の賞を受賞。本書は2019 年、グリゴールヴィテズ賞に輝いた。
出版社 | Ibis grafika |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-953-7997-55-7 |
ページ数 | 36頁 |
サイズ | 23x22 |
対象年齢 | 5歳から |
キーワード | おもちゃ、理不尽、家族 |
Uhvati mi plavog medu
- Ill. Čižmek, Vanda | Text:Silvija Šesto
- Ibis grafika
- 2018
- 36 pages
- 23x22
- ISBN 978-953-7997-55-7
- Ages 5 +