こわがるのはやめよう（チェコ・読みもの・チェコ語）

IBBYオナーリスト2020_イラストレーション作品

『こわがるのはやめよう』

子どもはみな、パニックを起こしたり、神経質になったり、不安に陥ったりする。そんな時にどうしたらいいか、解決方法を教えてくれる本だ。短い詩や覚えやすい言葉、呪文によって不安や恐怖を克服する。イラストレーションは、コラージュの手法を用い、怖さや謎めいたものが、黒っぽい画面のなかで際立つように表現されている。

＊画家について　ミハエラ・クコヴィチョヴァーは、1968年生まれ。プラハ美術工芸大学でアニメーション、建築、デザインを学ぶ。現在は同大学の教員。おもに本と雑誌のイラストレーションを描いており、子どものワークショップも行う。コラージュとドローイングを合わせる手法を好む。いくつも、子どもの本の賞を受賞している。「まほうのあかり」（2004）、「イトカと花」（2010）など。「プラハへようこそ」（2015）は、ボローニャ・ブックフェアで受賞候補作品となった。アレナ・イェシコヴァーの「ライオンがプラハを通る」（2008）の挿し絵も手がけた。