風のかおり（コロンビア・絵本・スペイン語）

IBBYオナーリスト2020_文学作品

『風のかおり』

少年と老人との交流を描いた詩情豊かな物語。世代間のバリアを取りのぞいてくれるような作品。

＊作家について　コロンビア北東部のマラガで、1957年に生まれる。ポンティフィシア・ハベリアナ大学で文学を、パンプローナ大学で翻訳を学ぶ。執筆や写真や絵にたずさわる前、鍛冶屋、靴屋、ガードマン、ガソリンスタンド従業員、書店員、教師など、幅広い職業を経験した。児童文学や戯曲を手がけ、子ども向けの創作ワークショップや女の子の劇団ラ・マンサナ・アスルを主催。1989年第7回エンカ児童文学賞、1991年大西洋コンファミリアル賞、1993年コナクルタ賞など、国内の児童文学賞を多数受賞。「ネコ少年」（2013）は2014年ホワイト・レイブンズに、「ぬすまれた言葉」（2013）は2016年IBBYオナーリストに選ばれた。「なくなったくつした」（1989）、「ロサリーノの戦い」（1989）、「太陽を盗みかけたほとんど盗賊団」（1989）、「悲しい木」（2008）、「木のひげ」（2011）など著書多数。2018年国際アンデルセン賞候補。