【2020年国際アンデルセン賞】 日本からの候補に、富安陽子さんと田島征三さん

今年3月、「2018年国際アンデルセン賞・作家賞を角野栄子さんが受賞!」という嬉しいニュースが飛び込んでから、まもなく5か月。この間、新聞やテレビで、角野さんの受賞をお祝いするさまざまな特集が組まれました。いよいよ8月31日、アテネで開催されるIBBY世界大会において、国際アンデルセン賞の授賞式が行われます。青い海に囲まれたギリシャ国立オペラハウスでの授賞式に、作家賞の角野栄子さんと、画家賞を受賞したロシアのイーゴリ・オレイニコフさんが出席します。

「小さなノーベル賞」と称される「国際アンデルセン賞」は、1953年にIBBY(国際児童図書評議会)によって創設され、1956年の第1回授賞式以来、2年に一度、子どもの本の最高の作り手に贈られてきました。IBBYの支部だけが、候補者を推挙する権利を持っています。

IBBY日本支部であるJBBYは、このたび国内選考会を実施して、「2020年国際アンデルセン賞」に日本から推挙する作家と画家を決定しました。

作家賞候補  富安陽子さん
画家賞候補  田島征三さん
国内選考委員
作家賞:さくまゆみこ、代田知子、土居安子、中野怜奈、野上暁 各氏
画家賞:澤田精一、茅野由紀、土居安子、広松由希子、松岡希代子 各氏
これから来年1月にかけて、ドシエと呼ばれる英文の推薦資料を作成し国際選考に臨みます。世界11カ国から選任される国際選考委員(委員長含)は、そこから丸1年をかけて選考に取組み、2020年3月に選考結果が発表されます。