やんばるの少年(絵本)
カテゴリー: 日中韓共同プロジェクト、絵本/picture books

第1回テーマ「環境」
『やんばるの少年』
「やんばる」とは、日本の最西端・沖縄県の沖縄本島北部に広がる原生林で、絶滅危惧種のヤンバルクイナ やノグチゲラなどの鳥類をはじめとする希少生物の宝庫だ。この自然豊かな森は、子どもたちにとって楽しい遊び場でもあり、主人公の少年たちは、毎日のように木に登ったり川に飛び込んで魚を捕まえたりしている。ところが、この森にアメリカ軍の軍用航空機・オスプレイの基地が造られるという。大きな木が切り倒されていくなか、ダンプカーの前に大人たちが森を守ろうと立ちはだかる。一方、少年たちはいつものように森で遊んでいたが、軍事演習中のオスプレイが墜落事故を起こしてしまう。仲良しの少女一家は、オスプレイの危険を避けるために引っ越すことになった。基地建設と軍事演習により森林が破壊され、人間も動物も住めなくなっていく危機的な現状を、子どもの視点で描いた絵本。圧倒的な描画力が、読者に強烈な印象 を与える。
出版社 | 童心社 |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-4494012459 |
ページ数 | 40頁 |
サイズ | 250x260mm |
対象年齢 | 6歳から |
キーワード | 環境、森、自然、戦争、オスプレイ |
- 2019
- 40 pages
- 250x260mm
- ISBN 978-4494012459
- Age 6 +